TCCFが15万ドルの助成金で日本の女性起業家を後押し
米国The Coca‑Cola Foundation(以下TCCF)は、日本の一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanに対し15万ドル(約2,150万円)の助成金を提供し、起業を志す女性や新たにビジネスを始めた女性経営者を支援します。
日本における女性起業家の現状と課題
これからの女性起業家の活躍が期待される一方、2023年6月、世界経済フォーラムによると、日本のジェンダーギャップ指数が146ヶ国中125位と過去最低であり、女性起業家の比率もG7諸国の中で最も低い*¹状況です。女性起業家間で、情報交換やロールモデルの不足など、さまざまな課題が存在しています。
女性起業家へのサポート
女性の起業や就労、経済的自立は社会全体の発展にとって重要な課題であり、その実現には多くの困難が伴います。特に、資金調達やビジネスネットワークの構築、専門知識の習得など、多くの障壁が存在します。経済的エンパワーメントはTCCFの重点支援分野の一つであり、女性起業家に対する支援はその中核となる取り組みです。過去40年間にわたりTCCFは、女性の起業や就労、経済的自立のためのプログラムを支援してきました。
今回の助成金は、起業を志す女性*²や新たにビジネスを始めた女性経営者を支援するためのオンラインコミュニティ*³の設立と運用に活用されます。オンラインコミュティでは、グローバル起業家として活躍するために必要なプログラムや起業家自身のマインドセットを変える環境づくりを目指します。
The Coca‑Cola Foundation
プレジデント サーディヤ マッツジャーク氏 (Saadia Madsbjerg)
「この度は、一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanと提携し、日本の女性が起業家をサポートできることを大変嬉しく思います。経済的エンパワーメントの分野において、TCCCは女性の起業や経済的自立を促進し続けています。今回の一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanへの助成は、多くの女性が起業の道を切り拓き、成功への一歩を踏み出すきっかけになると確信しています。また、TCCFは、女性が経済や社会において本来持っている力を発揮できるよう、今後も女性起業家を積極的に支援して参ります。」
一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanについて
https://www.amelias.jp/
*1: 2022年OECD「ジェンダー平等調査」より
*2: 性自認が女性の方
*3: 2024年夏に詳細発表予定