レア度100%!な、「コカ・コーラ」クリスマスグッズ
世界的コレクターが宝物殿をご開帳。 レア度100%!な、「コカ・コーラ」クリスマスグッズ15選
クリスマスやサンタクロースに関連した「コカ・コーラ」グッズをご紹介します。撮影にご協力いただいたのは、世界屈指の「コカ・コーラ」グッズコレクター下山好誼(しもやまよしみ)さん。下山さんが所有する約2万5,000点のコレクションの中から、セレクションしました!
『ボートハウス』『キャプテンサンタ』など人気ファッションブランドを次々と生み出した、ジョイマークデザイン代表の下山好誼さん。そんな下山さんは、実業家としての顔だけでなく、日本で初めて全米の「コカ・コーラ」コレクタークラブへの加入を認められた「コカ・コーラ」グッズコレクターとしての顔も持っています。
20歳代のころ「コカ・コーラ」ロゴのかっこう良さに衝撃を受け、旅先のアメリカで手に入れた「コカ・コーラ」の缶をそのまま日本に持って帰ったことがコレクションのきっかけになりました。取材時にはコカ・コーラ社のヴィンテージワークパンツを着用して現れた下山さん。クリスマスの「コカ・コーラ」グッズに惹かれた理由を、次のように熱く語ってくれました。
「白いヒゲをたくわえた笑顔のサンタクロースに初めて赤い服を着せたのは『コカ・コーラ』なんですよ。サンタクロースをコマーシャルに登場させるにあたり『コカ・コーラ』レッドの服を着せたんです。僕はそれを聞いたときに感動して、『コカ・コーラ』のサンタクロースを集めようと思ったんです」珍しいコレクションや貴重品がたくさん。さあ、下山さんのコレクションの数々をご覧いただきましょう!
「コカ・コーラ」クリスマスグッズ
縦に2つに開くとサンタが現れ、閉じると「コカ・コーラ」のコンツアーボトルとなるオブジェ。約20年前、ラスベガスにある「ワールドオブコカ・コーラストア」で買ったものだそうです。「サンタクロースのほかにも世界中のボトラー社(『コカ・コーラ』の販売会社)がつくったノベルティグッズが色々売り出されていましたね」(下山さん)。
アトランタで購入した人形。下山さんのコレクションのほとんどは「コカ・コーラ」グッズを売っているアンティークショップで購入したものだそう。「うちの社員と一緒に車に乗ってアメリカを旅しながら、日本人があまり来ない穴場の店を探すんです(笑)」(下山さん)。
200枚近く所有しているトレイの中から選んだ1枚。ほとんどのトレイには製造された年代が入っているので、コレクター心をくすぐるのだそう。こちらのトレイは「Coke is it!(コークと呼ぼう!)」という1985~86年に使われたキャッチフレーズがプリントされているのが特徴です。「サンタクロースは小さいころから好きだったんだけど、サンタが来ている赤い服の由来を聞いて、さらに好きになりましたね」(下山さん)。
おそらく、当時の「コカ・コーラ」販売店に対して配られたノベルティグッズであろうとのこと。「コカ・コーラ」グッズはすべて、数に限りがあるノベルティ。なかなか手に入らないからこそ、価値があるのです。「持っているカレンダーでは、1895年ぐらいのものが一番古いですね。その頃から『コカ・コーラ』のノベルティのデザインは優れていました。すばらしいです」(下山さん)。
牡蠣が付着したままになっている“コンツアーボトル”の名で知られる「コカ・コーラ」ボトル。製造年月日は1923年の12月25日。年代物であるのに加え、クリスマスに製造されたボトルだということで俄然興味が湧いたそう。「アンティーク屋のウインドウに1本だけ飾られていたんです。ホテルを延泊し、2日間通い詰めてやっと入手できました」(下山さん)。
1992年製のカップ。カリフォルニア州パサデナにあるローズボウルという競技場で使われていたものだろうとのこと。店でセット販売されていたものを買ったそうです。「それにしても、どうして『コカ・コーラ』のサンタクロースってこんなにかわいいんだろうね。年代によって顔が違うのも面白い」(下山さん)。
机上に置くタイプから高さ約1.5mにもなる巨大なものまで、サイズと用途の異なる店頭ポップたち。「コカ・コーラ」のサンタの緑に使われているのはジョージアグリーンという緑色なのだそう。「コカ・コーラ社の本社があるジョージア州は森が多いから、そういう名前なんです。この赤と緑の絶妙な配色は、アメリカ人だから出せた色だと思う」(下山さん)。
「コカ・コーラ社の取引先などへのお礼状に使われたものじゃないか」(下山さん)というクリスマスカード。カードを開けると「コカ・コーラ」を持ったサンタクロースに変身!というサプライズ仕様になっており、このギミックとグラフィックのセンスは下山さんも絶賛しています。「色が珍しいものや、グラフィック的に優れた『コカ・コーラ』グッズは欲しくなってしまいますね(笑)」(下山さん)。
1950年発行の雑誌『LIFE』最終ページに掲載されていた広告の切り抜き。パネルに入れられて丁寧に保管されていたものを下山さんが購入しました。「紙製品は保存するのが大変なんです。カビがはえちゃうから」(下山さん)。
こちらのポスターは額縁に入った状態で購入したそうです。当時の「コカ・コーラ」のノベルティに描かれているサンタクロースは“油絵”。アトランタの博物館「ワールドオブコカ・コーラ」へ行くとオリジナルの油絵が飾られているそうです。「僕は『ワールドオブコカ・コーラ』を何度か訪れています。本社にはなかなか入れないのですが(笑)」(下山さん)。
2003年、「コカ・コーラ・グラフィティ」の名で展開されたボトルキャップ。日本のセブン-イレブンにて実施されたキャンペーンで展開されました。ボトルキャップは写真のサンタクロースなど、全部で11種類あり、何と下山さんがご自身のコレクションを元に自らデザインし、フィギュアの造形製作でお馴染みの海洋堂が制作したとのこと。「この前ハワイのアンティーク屋でこれが売っていたんです。僕がデザインしたと言ったらびっくりしていたよ(笑)」(下山さん)。
[クリスマスと関係ないけれど、下山さんとっておきのコレクションをご紹介!]
一見普通のライターだけど、後ろ側のねじを巻くと楽曲を奏でる!というオルゴールです。このような珍品は、コレクターから譲ってもらうことが多いそう。「オークションとは別に、モーテルの部屋でグッズを売買するコレクターの秘密の会があるんです。僕はコレクタークラブに入っていたから部屋に入れたんです」(下山さん)。
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1940年頃に製造されたポスターと「コカ・コーラ」6本入りカートンケース。どちらもオリジナルで、コンツアーボトルの中には「コカ・コーラ」の中身が入っています。カートンケースにプリントされた「25」は、1本あたりの価格25セントの意味。「ポスターとカートンケースを一緒に見せられて、すごく気に入って買ったんです。僕は1940年から60年頃の『コカ・コーラ』グッズを一番多く持っているんです。それはアメリカが一番元気だった時代だからなんですよ」(下山さん)。
コレクター紹介
しもやま・よしみ/ 1947年岡山県生まれ。ジョイマークデザイン代表取締役。69年に22歳でジョイマークデザイン社を設立。79年にはブランド『ボートハウス』を発表、青山の店舗に2,000人の行列をつくるほどの大ブームとなる。その後も『キャプテンサンタ』などさまざまなブランドを手がけ活躍。身近な人からはキャプテンの愛称で親しまれている。
株式会社ジョイマークデザインホームページ
http://www.joymark-design.co.jp/
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