ローズヒップは、主に南米チリで生産されるバラ科の植物で、その実は古くからハーブティーやジャムなどで食用とされていました。そして、近年、ローズヒップの種子に含まれるポリフェノールの一種・ティリロサイドのもつ機能性が明らかになってきました。
ローズヒップ由来ティリロサイドの脂肪低減効果
成人男女32名による12週間にわたる臨床試験で、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品を摂取したグループは、含まない食品を摂取したグループに比べておなか周りの全脂肪面積(皮下脂肪と内臓脂肪面積の合計)の平均値が有意に減少。体脂肪を減らす作用があることが確認されました。
平均値±標準偏差, *p<0.05, **p<0.01(群間の差), ##p<0.01(各群における0週目との差)被験者:25≦BMI<30の健康な男女32名(男性16名、女性16名)摂取期間:12週間(ローズヒップエキス100mg(ティリロサイド0.1mgを含む)含有食品または対照食品を12週間毎日摂取)長友ら,Anti-aging Science, 5(1), 36-40, 2013から改変