日本コカ・コーラが新たにスタートする“原材料”に目を向けた水の取り組み
静岡県御前崎市・掛川市と連携協定を締結
日本コカ・コーラは、グローバルが掲げる「2030年水戦略」のもと、国内のさらなる水資源保全活動を加速するべく、新たな活動をスタートします。
水は工場や製品だけでなく、実は、原材料にもたくさん使われています。日本コカ・コーラは、これまでも、工場や製品における、水の使用量削減(reduce)、利活用(reuse)、製造過程で使用する水の循環 (recycle)、涵養(replenish)に取り組んできました。今回の新しい取り組みでは、原材料の栽培から調達までのプロセスに関わる農業サプライチェーンの周辺流域にも範囲を広げます。特に、グローバルで使用する原材料の中でも日本での調達量として多く占めている「茶葉」に注目し、その主要生産地の一つである静岡県、かつ、コカ・コーラ社製品へ使用実績のある御前崎市および掛川市と連携協定を結び、水資源保全を強化します。
御前崎市との取り組みは、湧水保全や森林保全活動等への支援を通じて、地域の水環境を保全する計画です。特に、生活用水として使用されてきた湧水の水量減少および一部枯渇している状況を踏まえ、湧水地の水量や地下水の水位・水質などの実態調査などを通じ、水資源の利活用に貢献することで水量の向上を目指します。
掛川市においては、有機栽培へと転換するにあたり、農作物の品質や収量増加に向けた研究を支援する予定です。環境への負荷がより少ない持続可能な農業を実現することで、生物多様性の保全や水循環の健全性ならびに水質の向上を目指します。
今後、両市との3か年計画をつくり、2025年春に活動をスタートする予定です。
企業と地域社会との連携なくしては、水資源保全という大きな目標を達成し得ないと考えています。両市との取り組みにより農業サプライチェーン周辺流域の健全性向上をさらに促進するとともに、日本国内における水資源保全活動を推進していきます。
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https://www.coca-cola.com/jp/ja/media-center/news-20240801-11