20歳未満の飲酒
■20歳未満の人がお酒を飲んではいけない理由
(1) 脳の神経細胞を破壊します
アルコールを大量に長い年月にわたって飲むと、脳が縮んできます。特に脳が未完成な20歳未満の人には起こりやすいとされ、学校生活への不適応、学業不振などにつながってしまう可能性があります。
(2) ホルモンに悪影響を与えます
アルコールが性ホルモンに悪影響を及ぼし、二次性徴を遅らせる「性腺機能障害」を起こします。男子は勃起障害に、女子は月経不順になる可能性があります。
(3) アルコール分解酵素の働きが未発達です
過度の飲酒をした場合、急性アルコール中毒になる危険性が大人に比べ高くなります。
(4) アルコール依存症になりやすくなります
心身が未発達なため、適度な飲酒の危険に対する判断力がなく、自己規制が効きません。次第に飲酒量が増え、飲まないと落ち着かなくなってくるようになり、アルコール依存症になってしまうことがあります。
(5) 将来を失うこともあります
20歳未満の飲酒は法律(二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律)で明確に禁じられています。お酒の酔いは、場合によっては20歳未満の人から学習意欲や人生の楽しみ方、ひいては将来への可能性を奪ってしまうこともあるからです。