空腹時/速いペースの飲酒
食事と一緒に
少量の食前酒は、胃液の分泌を促し食欲を増進させる効用があります。しかし、空腹状態での多量飲酒は胃腸を強く刺激し、粘膜を荒らしてしまいます。また胃腸に何もない状態はアルコールが吸収されやすいため、急激に血液中のアルコール濃度が上がり、さまざまな障害が起こりやすくなります。
お酒と一緒に栄養のバランスの取れたもの、特にタンパク質や脂質を含んだ食物を食べるとアルコールと胃の粘膜の接触を緩和し、アルコール吸収のペースがゆるやかになり、また胃腸障害を予防することもできます。胃が活動することで腸との間にある弁膜が閉じ、アルコールの腸への移動を遅らせることにもなります。さらに、食べ物に含まれる水分が血中アルコール濃度を薄める役割も果たします。
ほどほどに・ゆっくりと
アルコールの代謝能力には個人差があり、たとえお酒に強い人であっても、体格や年齢の差、その時の体調によって酔い具合は違ってきます。一般的には、1~2単位程度の酒量(2単位=ビール中びん2本、日本酒2合、焼酎1.2合程度)に抑えることが理想。このぐらいであれば、個人差はあるもののほどよくお酒を楽しむことができるといわれています。
お酒を飲む速度が速いと血液中のアルコール濃度が急に高くなり、早く酔ってしまうとともに、お酒によって体に障害が生じやすくなります。その意味でも、食べながらゆっくり飲む習慣はとても大切です。
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