カレンダーとお休みマーク

定期的な休肝日習慣を

■「2~3日飲んだら1日休む」を目安に臓器を修復

個人差はありますが、2単位の酒量(ビール中びん2本、日本酒2合、焼酎1.2合程度)を肝臓で分解するには平均6~7時間前後かかるといわれます。お酒を飲んだ後、就寝している間も肝臓は黙々と働いているのです。この肝臓を毎日連続して酷使しないよう、週に2日は休ませてあげる、いわゆる「休肝日」を設けましょう。

お酒を飲むと肝臓には中性脂肪が蓄積され、胃や腸といった消化管の粘膜も荒れてきます。これら臓器の修復のために、休肝日を作ることが必要なのです。またその際に気をつけたいのが「週5日続けて飲酒した後に2日連続で休む」のではなく、「2~3日飲んだら1日休む」という習慣をつくることです。休肝日を作ることはアルコール依存症を防ぐことにもつながります。自らが休肝日を決めることで「今日は自分の意思で飲酒をしない」と自己確認できるため、精神的な意味でも重要なのです。

Pick up